公開日 2026年10月03日
カウンセリングを探していて、料金のページで手が止まった方へ。
何回くらい通うのか。いつ終わるのか。本当に意味があるのか。
ここを書かないまま「お気軽にご相談ください」と書くのは、不親切だと思っています。
ある意味みなさんが一番気になることだと思っています。
実は、高いって思っていますよね
思っていて、当然だと思います。
私も、カウンセリングに1回18,000円と聞いたら、「安くはないな」と思います。
Katarina Lab の料金は、こうです。
1回90分 18,000円
じっくりプラン(90分×4回) 65,000円(1回あたり16,250円)
保険が効きません。毎週通えば、月に数万円にもなります。
軽い気持ちで始められる金額ではありません。
そこを「心の投資です」のような言葉でごまかしたくありません。
高いです。
そのうえで、何にその時間を使うのかを書きます。
だからこそ、何年も通っていただく場所にはしたくない
これが、Katarina Lab のいちばん大事な方針です。
ちゃんと終結することを目標にします。
ずっと毎週来ていただくことが、いい支援だとは思っていません。
長く通っていただいたほうが、こちらの収入としては安定します。
それは本音なのですが、でも一方でもっと人生を楽しくすることに投資して欲しいと思ったりもします。
正直に書くと、10回前後のカウンセリングで全部をきれいに解決するのは、難しいです。
生きていれば、新しいことが起きます。過去がまるごと消えることもありません。
でも、ある程度ケアが進むと、生活の中で自分で変えられることが、増えていきます。
目指しているのは、そこです。
問題がゼロになることではなく、ある程度ご自身のトラウマ(心の傷)をケアすることで、自分で動かせる力が戻ること。
自分の人生の舵を自分に取り戻すこと。
カウンセリングは、人生の全部を預かる場所ではありません。
しんどい時期を一緒に渡るための、一時的な支えです。
ただし、時間はかかります
過去のつらい出来事を整理するには、落ち着いた環境で、まとまった時間が要ります。
これは短縮できません。
思い出すこと自体に体力を使います。
話したあと、数日しんどくなることもあります。
だから、急がせません。
あなたのできる範囲で一緒に進めます。
いまつらい反応は、あなたを守ってきたものです
ここは、いちばんお伝えしたいところです。
眠れない。
人を信じられない。
特定の場面で身体が固まる。
常に周りを警戒している。
こういう反応を、「おかしくなってしまった」と受け取っている方が多いです。
でも、そうである必要があったから身についたものです。
危ないところにいた人が、警戒しなくなるほうが危険です。
裏切られた人が、疑わなくなるほうが危険です。
あなたを長いあいだ守ってきた働きが、そこにあります。
いま困っているのは、その力が壊れたからではありません。
反応が強く出すぎていたり、いまの生活とは合わなくなっていたりするからです。
だからカウンセリングでは、それを取り除こうとはしません。
どういう働きだったのかを確かめて、1つずつ向き合っていきます。
何回くらいかかりますか
いちばん多い質問です。
EMDRの場合、8回から12回が標準です。
イギリスのNICEガイドラインでも、トラウマに焦点を当てた心理療法は、1回60〜90分を8〜12回とされています。
出来事が1つに絞れる方であれば、この範囲で変化が出ることが多いです。
長い期間続いたこと、子どもの頃から積み重なっていることであれば、もっとかかります。
正直に書くと、最初から正確な回数はお答えできません。
分からないものを分からないと言うのが、いちばん誠実だと思っています。
そのうえで、見通しは初回にある程度お話しします。
どれくらいかかりそうか。
何を目標にするか。
ここまで含めて、最初にお話しします。
そして、始めてみながら見直しもします。
Katarina Lab での進め方
まず、一緒に取り組みたいことを整理します。
そのうえで、必要に応じて方法を選びます。
- EMDR ── 過去の出来事の記憶を、いまの反応から切り離していく
- IFS ── 自分の中のいろいろな部分の役割を確かめていく
- CBT(認知行動療法) ── いまの考え方や行動のパターンを扱う
心理療法が全てではありません。ここに書いたものは本当に代表的なものだけです。
ひとつの方法に相手を合わせるのではなく、その方に合うものを選ぶために、複数を学んでいます。
どれをメインで進めるかは、相談しながら決めます。
「EMDRをやりましょう」と最初から決め打ちすることはありません。
また、みなさんがすでに調べていて、興味がある心理療法がある場合は、教えてください。その方法をまずは試してみたいと思います。
終わり方について
私は、終結の話を比較的早めにするタイプだと思います。
落ち着いたら、一度終わっていいと思っています。
そして、一度終わったら終わり、ではありません。
生活の中でやってみて、また別のテーマが出てきたら、その時にまた来ていただければいいです。
それから、もう1つ。
良くなった状態を保つために、期間を空けてメンテナンスに来る。
これも、ちゃんとした使い方です。
毎週でなくていいです。月に1回でも、3か月に1回、半年に1回でも構いません。
歯医者と同じだと思っています。
治ったら毎週は行かない。でも、検診には行く。
でも、定期的にメンテナンスをする、これはとても大切だと考えています。
他のカウンセリングと併用しても構いません
これは、はっきり書いておきます。
すでにどこかに通っている方が、「このトラウマだけ扱いたい」という使い方をされても、まったく問題ありません。
いまのカウンセラーの方との関係を切る必要はありません。
乗り換えていただく必要もありません。
現在のカウンセラーに事情は話してきてください。
実際に、そういう形で来られる方が一定数おられます。
長く信頼関係を作ってきた相手がいるのは、とても大事なことです。
そこに、必要な部分だけ足す。そんな選択肢も私は「あり」だと思っています。
最後に
せっかく時間を使って来ていただくので、話す内容だけでなく、その時間そのものも、少し心地よいものにしたいと思っています。
重い話をする場所だからこそ、少しでも快適に過ごして欲しいと考えて場所作りもしています。
迷っている段階でのご相談でも大丈夫です。
よかったら初回カウンセリングを体験しにきてください。
継続しないという結論になっても、まったく問題ありません。
何ができるか選択肢は必ず提示したいと思っています。
その上で、来てみてよかったなと思える場所でありたいと思っています。

